超発がん物質トリハロメタン
トリハロメタンって何?
トリハロメタンとは、水をきれいにするために浄水施設で添加される次亜塩素酸と、お水の中に含まれる様々な成分が反応してできる化学物質の総称のことで、「超発がん物質」として知られています。
昔の刑事ドラマでよく出てきたクロロホルム(吸い込むと意識を失う化学物質)も、トリハロメタンの一種になります。
日本全国どの地域の水道水にも必ず含まれていて、浄水器を通すことにより除去することができます。
沸騰させると濃度が5倍に!!
このトリハロメタンは「沸騰させた直後は濃度が5倍に上がる」という非常に厄介な性質を持っています。よく「赤ちゃんのミルクを作るのに一度水道水を沸騰させる」という方がいらっしゃいますが、浄水器を通していないお水を使うとかえって危険性が上がってしまいます。
こんな恐ろしいデータが・・・・・
そのトリハロメタンの怖さの裏付けになりそうなデータがあります。それが何のデータかというと、都道府県別の発がん率。
東京や大阪などの大都市を抑えて、青森と北海道が1位2位になったりしています。
この二つの地域に共通しているのが、「浄水器の普及率の低さ」と「鍋料理の多さ」(寒いので)です。この事実を踏まえて発がん率と照らし合わせてみれば、トリハロメタンのが「超発がん物質」とされているのも決して大げさではないことが分りますね。
浄水器でトリハロメタンを除去しましょう
冒頭にも書きましたが、トリハロメタンは浄水器を使えば取り除くことが可能。
ですから積極的にお勧めしていますが、「どのような浄水器を活用するか」については一つ注意点があります。それはトリハロメタンの除去率です。
というのも、そこそこ優秀な浄水器でもトリハロメタンの除去率は70%。
残り30%にまで減ったとはいえ、その水を沸騰させれば濃度は5倍になるわけですから、結局は元の濃度の1.5倍にまで上がってしまう事になります。これだとせっかく浄水器を取り付けても、今一つ意味を成さなくなってしまいます。
数は多くはありませんが、浄水器を選ぶなら最低でもトリハロメタン除去率90%以上の製品を探すと良いですね。
その上で・・・・
絶対に確認した方が良いことがあります。それが「その除去性能がどの時点でとられたものか?」という事です。
浄水器のフィルターは使い始めはとても性能が良く、どのメーカーのものであっても良い除去データが得られるので、使い始めの除去データを表記して販売しているメーカーも少なからずあるようです。ですが使い続けるうちにその性能は大きく下がっていきますから、本当に大事なのは使い終わり(上限まで通水したとき)に取られた除去データという事になります。そのデータがトリハロメタン除去率90%以上であれば、安心して使える浄水器になると思います。
もちろん素粒水は使い終わり時のデータを掲載していて、トリハロメタン除去率99.8%を記録しています。